atmos
-Shin-
この曲はギリシャ神話に登場するイカロスを元に作っていて、テーマ自体はずっとあったんだけどようやく形にできました。実は題材がイカロスだからデモ段階での曲名はIcarusだったんだけど、紆余曲折を経て今のatmosになったんだよね。
物語の内容的に(詳しくは調べてみて)己の力を過信すると痛い目にあうという教訓として語られることが多いんだけど、今回は飛ぶことの意味とか挑戦することにフォーカスを当ててます。
生きていく中で何もかも上手くいく事は必ずしもないから、ダメだった事に対して自分を責めることなく挑戦することに意味があったよね、と考えられたら素敵だと思って歌詞を綴ったからそこにも注目してほしいかな。
曲構成について、後半の部分(2:30〜)は実は別で作った曲の案だったんだけど今回の曲に入れてみるとピッタリハマったからそのまま採用しました。シンセとは別でギターも鳴らすことで音に広がりを出して貰ってます。こういう音が好きな人は最高にノれると思う。
サビのメロディも最初は別の物だったんだけど、もっとかゆいところに手が届くような、気持ち良くエモーショナルなメロディにしたくて今の形になったんだよね。
哀愁漂うコード展開の中にも力強い決意と飛翔するかのようなメロディとビルドアップ、そして音の広がりを意識して作りました。
この曲を通して僕は勇気と挑戦し続けることの意味を伝えたいと思ったから、聞いてくれたあなたの後押しになったら嬉しいです。
-Pikao-
この曲のデモをもらった時、確かオフボーカルで1サビ終わりまでの音源だったと思うんですけど、今までのTNLには無いテイストでテンション上がった記憶があります。
というのも今までの曲は長編の映画を見る時みたいな少し身構えるよう感覚(悪い意味じゃないよ)、曲の世界観に没入してから初めて理解ができる感覚があるのに対してatmosはシーンとかムードに左右されずに日常に溶け込みそうだなってのがあって、少しカジュアルになった自分たちの姿が見えてすごい好きです。
最近アー写を撮り直したんですけどそういうのも意識してあのロケーションを選びましたね。
ベースラインについては制作をしてる時、個人的にサカナクションをめっちゃ聴いてる時期で、ゴーストノートの入れ方とかフレージングなんかはかなり影響受けてると思います。Aメロなんかは特に。
あとは全曲に共通してアレンジする上で歌を邪魔したくないってのがあって、たとえば歌の間を縫って動かしたり、歌メロと同じ上がり方とかリズムでハモリみたいにしてみたり、俺は金魚のフンって勝手に呼んでるんすけどそういうのやってます。
ギターに関しても珍しくクリーンのアルペジオが入ってたりAメロの掛け合いとか今までにない繊細な美しさがあるので注目してみてほしいです。
あとドラムなんですけど電子っぽい音の時でもライブでは生で叩いてもらってて、原曲の雰囲気を損なわないながらもライブっぽさ出せるポイントをたっしーとめっちゃ擦り合わせたんでそういう所も要チェックね。
シンさんが言ってたようにデモ段階でのタイトルがIcarusでそのままリリースしようかと思ってたんだけど、ちょっとクサすぎない?ってことでタイトル変える話をしたのよ。んで一時的にLeoってタイトルになったのね、ツーマンの特典で付けた時はまだそれだったかな。それで落ち着くかなって思ったんだけどリリース直前にやっぱなんか違くないか病を発動してしまい、最終的に大気圏を意味するatmosになりました。シンさん振り回しちゃってマジごめん。
-TVSSY-
ドラムに関してはアグレッシブさも演出しつつもシンプルさを意識してみました。
ブレイクダウンのパート(1:47〜)があるんですけど自分のバックボーンでもあるblessthefallのHollow Bodiesからフレーズを編み出しました。
中でもバスドラムを32分の装飾音符を入れた遊びのあるフレーズにしたんですけどそれがまさにHollow Bodiesからインスピレーションを受けたものになりますね。
当時たまたまジャケ買いしたHollow Bodiesを聴いた時に、脳裏に電流が走って、ほんとに今までに無いサウンドを感じてしまって、刺激的な感覚を今でも鮮明に覚えています。それが今でも身体に染み込んでて、デモを聴いた時にブレイクダウン箇所のフレーズはこれだ!てなりましたね。
またTNLの楽曲は、音源では叩いていない箇所をライブでは叩いたりすることでまた違った雰囲気や音をライブハウスで体感できるのが僕らの醍醐味とも言えるんですけど、それをも考慮した上で今作はドラムのフレーズは様々な視点から考えました。
自分のドラミングを音源とライブで聴いて感じてもらった上で、みんなの勇気と挑戦の後押しになっていると嬉しいです。
